アメリカは皆さんご存じのように日本外務省の渡航中止勧告レベル3の対象となっています。文部科学省の通達によると2021年夏から日本学生支援機構(JASSO)奨学金も再開され、時期的には新規の留学生さんが渡米してきている頃かと思います。
コロナの状況が長引く中でどれくらいの数の日本人留学生が渡米されるのか気になるところですが、この記事では海外留学生がアメリカで運転免許証を取得する際の流れと必要書類についてまとめてみました。
アメリカ海外留学生の運転免許証取得手順と必要書類

国際免許証があれば1年間有効ですので、基本は1年以上の留学を考えている方や日本で免許を持っていない人が現地アメリカの運転免許証を取得すると良いかと思います。
申請費用だけでしたら数十ドルで済みますので、コスパはかなり良いと言えるでしょう。
- 海外留学生の米国運転免許証取得に際しての必要書類
- 米国運転免許証筆記試験準備
- 米国運転免許証オンライン予約
- 支払い、視力検査、筆記試験
- 米国運転免許証実技試験
基本事項を説明しますが各州によって若干異なりますのでご了承ください。
では順番に見て行きます。
アメリカ海外留学生の運転免許証取得に際しての必要書類

海外留学生の場合、アメリカの運転免許取得に際しての必要書類は以下となります。
- パスポート
- ビザ
- I-20 (F-1, M-1ビザの場合)かDS2019 (J-1ビザの場合)
- I-94 (一番直近のものをプリントする)
- 現住所を確認できる郵便物2点(公共料金や銀行からのレター等)
- OPT中の場合はEADカードも(Employment Authorization Document)
- Form SSA-L676(州による)
Form SSA-L676はソーシャルセキュリティーオフィスで発行してもらえる書面で、当人がソーシャルセキュリティ番号を取得する資格がないことを証明するものです。
州によっては運転免許証取得にソーシャルセキュリティー番号の提示を求めない州もあり、よってこの場合はForm SSA-L676の提出がそもそも必要ないようです。
2020年2月時点ではカリフォルニア、コロラド、デラウェア、コネチカット、ニューヨーク、ユタ、ニューメキシコ、メリーランド、イリノイ、バーモント、ワシントン、ハワイの13州がこれに該当します。
ポイント
州によって提出書類は若干異なるので事前にDMVウェブサイトか一度出向く等して確認しよう!
学生の場合ひとつ気を付けることは、アメリカに入国してからSEVIS(Student Exchange Visitor Information System)上のステータスに反映されるまで10日から14日かかるので入国直後はアメリカ運転免許証は申請できないということです。
2週間ほど待ってSEVISステータスがActiveになるのを待ってから申請しましょう。
ポイント
留学生の場合、入国から2週間待ってアメリカ運転免許証は申請しよう!
アメリカ運転免許証|筆記試験準備

アメリカ運転免許証の取得にあたって筆記試験をパスする必要があります。筆記といってもほとんどの州では現在、コンピューター画面上で質問に答えていくだけです。
質問数は州によって異なりますが、20から50問出題されます。ハンドブックを読んだり、問題集を使って準備しましょう。
全州のハンドブックをまとめたこちらのサイトから州を選んで練習問題を解くこともできます。(リンクページ一番下)
移民の多い州では日本語でテストを受けれる州もあるようです。(カリフォルニア州など)
アメリカ運転免許証|オンライン予約

アメリカ全州の車両管理局(DMV/RMV)のリンクがまとめてあるページから居住州をクリックしてオンライン予約 (schedule an appointment)へ進みましょう。
州によりますが、たいていの州では筆記試験(written exam)を事前にオンライン予約することができます。
コロナの状況にもよりますので、オンライン予約フォームに筆記試験のオプションが無い場合は居住州の車両管理局に問い合わせましょう。
ウェブサイト上に十分な情報が無い時は一度足を運んで直接聞いたほうが良いと思います。
アメリカ運転免許証|視力検査・写真撮影・筆記試験

居住エリアの車両管理局に書類一式を持って行きます。
書類確認と申請料支払い、写真撮影と筆記試験を終えて無事合格すると、1年間の仮免許証(Learner's Permit)が発行されます。
この1年間に実技試験を受けてパスしなければなりませんが、3回落ちると筆記からやり直さなければいけないようです。
アメリカ運転免許証|実技試験

実技試験はまた別日にオンラインで予約をとる必要があります。
時期によっては(夏休みなど)かなり実技試験の予約が取りにくい州もあるようです。
ハンドブックを読みこんで備えるのもいいですし、現地のドライビングレッスンを受けるのもよいと思います。
- アメリカでは実技試験に使う車を自分で用意する(レンタカーOK)。車の保険と登記の書類も試験当日に提示する必要がある。
- その州の免許を持った付添人が必要(州による)
よってドライビングレッスンを受けてその車で試験を受け、先生に付添人になってもらえば話が早いですよね。
もちろん協力してくれる家族や友達がいれば一番良いですが。
私が最初にアメリカで免許を取得した時は試験当日に$100払って車とにわか付添人が付くというサービスを利用しました。今思えば車両管理局とドライビングレッスンを提供している業者が結託していたと思いますが、実技試験自体があってないようなもので最初にシートベルトの着用とミラーの角度さえ変更すれば受かるようなレベルで10分かからずに完了した記憶があります。
同じ日に実技試験を受けていた明らかに17 - 18歳の男の子が 「This is a joke.」って言ってましたので間違いないかと笑。
ユー、正しいよ。。
実技試験の難易度も州によって・また試験官によって全然違うんだろうと思います。
アメリカらしいですね笑!
まとめ
日本の運転免許を持っている人であればかなり簡単に感じるプロセスだと思いますよ。
費用も申請料だけなら1万円かからないですしね。これも州によりけりですが$30 - $90くらいが相場のようです。
必要書類はちょっと数がありますが、揃えるのが難しいものはないので一つづつ確認しましょう。
ではまた明日。リトル・ミーでした。