TOEICのリスニング問題に苦戦している人は多いのではないでしょうか。
海外在住・TOEIC965点の筆者もスピーキングとリスニングは状況や喋っている相手によって全く分からない時もあるというのが本音です。ここ最近で一番難しかったのは車を当て逃げされて警察を呼んだ時ですかね。。TOEICの問題集みたいに均一に、一定のスピードで美しく喋ってくれるネイティブスピーカーはそんなにいないです笑 日本語でも同じことですよね。
コロナで人と対面で話をすること自体が急激に減ってしまったので、海外在住であってもオンラインで英語を話す機会を増やさなければいけないな... と考えている今日この頃です。
この記事ではTOEIC用の教材やアプリでリスニング問題対策はやっているけどいまいち効果が上がらない、実際の試験の日に向けて自信が持てないという人に、VoiceTubeという無料の英語発音学習サイトで教材よりもちょっとラフな英語を聞き取る訓練を提案するものです。
TOEICリスニングテスト概要

TOEICには大きく分けて聞く・読む英語力を測るListening & Reading Testと話す・書く英語力を測るSpeaking & Writing Testsの二つがあります。
その中でもリスニングテストの出題形式は4つのセクションに分かれていて、45分間で合計100問が出題されます。
リスニングテスト出題形式
個人的にはすべての問題が1回しか流れない点が一番難しいと思いました。
実生活だとお願いすれば繰り返してもらえますから。
特にパート1と2は例文が短文なので、会話の流れの中から大体の意味を汲むことができないのが難しい。。気付いた時には音声が終わっているという感覚ですよね。そのセンテンスの中に知らない単語が1,2個あると推測すら難しいという。。
ではここから以下の流れで訛りのある英語を聞き取るトレーニング方法を説明していきます。
- 問題対策|日常英語の聞き取りトレーニング方法
- VoiceTube紹介
- VoiceTube活用方法
- 英国アクセント攻略法
1. 問題対策|日常英語の聞き取りトレーニング方法
日本人は一般的に、英語を話す・聞く・書く・読むの中で得意なのは「書く」と「読む」で、苦手意識があるのは「話す」と「聞く」だという統計が出ています。
こちらのグラフはTOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が2020年に全国の英語を学習している20代から50代の社会人を対象に調査したものです。
TOEIC自体が日常生活レベルでの英語力を測るものですので、コミュニケーションという点においては「話す」と「聞く」は必要不可欠ですよね。
それではTOEICリスニングテスト対策「聞く」に焦点をあてて、VoiceTubeを使った学習方法を解説していきます。
2. VoiceTube紹介

VoiceTubeのPronunciation Challenge(プロナウンシエイション・チャレンジ)(英語の発音に挑戦)という無料のウェブサイトプログラムを御存じですか?
日替わりで英語ネイティブの話し手(ホスト)が4-5分ほどのポッドキャストをアップロードしていくもので、毎日更新されています。その中で「Today's Sentence (今日の一文)」が提示され、視聴者がその例文を発音練習したものをレコーディングして投稿できるというプログラム。
他の視聴者が投稿した音声も聞けるので、色んな人が同じ例文を読み上げるのを聞くことができます。
TOEICのリスニングテストはアメリカ英語の他にイギリス・オーストラリア・カナダのアクセントで出題されますが、サンプルテストを聞いてもらうと分かるかと思いますが日本人にとってイギリス訛り以外を聞き分けることはあまりできませんしTOEIC上重要でもないです。(どこの国の訛りか?という問題はでませんので)
日替わりの話し手の中にアメリカ以外のアクセントの方もいますので是非聞いてみてくださいね。
3. VoiceTube活用方法
VoiceTubeのPronunciation Challenge(プロナウンシエイション・チャレンジ)から1週間前までさかのぼってその日のお題を学ぶことができます。(Pronunciation Challenge List)

その中から一つサブジェクトを選んで、まずは何も見ないでホストが何の話題を話しているのか音声だけ繰り返し聞いてみましょう。
単語の意味や発音も音声の中で説明があります。
実際に「Today's Sentence (今日の一文)」を録音してアップロードしたい人は無料アカウントを作成する必要があります。録音にはGoogleクロームが必要。

Pronunciation Challenge(プロナウンシエイション・チャレンジ)を活用する主な利点としては;
- 毎日更新されるのでネタがつきない
- 英語の速さがTOEICで出題されるものより若干速め(各話し手による)なので、VoiceTubeで練習した後に実際TOEICの練習問題を解くとかなり丁寧でゆっくりに感じられる
- 英語の様々なアクセントに慣れることができる
などが挙げられます。
話し手(ホスト)の中にイギリス英語の方が少ないので、そこを補強する意味で次のブログをおススメします。
4. 英国アクセント攻略法

英語教材だとどうしてもアメリカ英語に比重が偏ってしまう場合がありますよね。
私はFleabag やDownton Abbeyなどのイギリスのドラマが好きでよく観ていますがサブタイトルを付けていても理解できないことが多々あります💦
そこでこちらのブログを見つけました:EDA (English Digital Academy)
家族ぐるみでオンラインのイギリス英語のクラスを提供している会社で、主にビジネスレベルの英語をまとめた記事をブログに投稿しています。
イギリス英語での職場でのやり取りや、在宅ワークで使える英語フレーズ集などが音声付きでまとめてあり、本当にこれ無料でいいの??という情報が満載!
かなりおすすめです!
まとめ
どんな試験も必ず攻略法や効果的な学習方法というものがあるはず。
そして学習を継続させるために日々そのことを考えて自分を飽きさせない工夫も大事ですね。
これからも海外ベースで英語学習のお役立ち情報を発信していきたいと思います。
ではまた明日。リトル・ミーでした。