こんにちは、リトル・ミーです。
実はミーの車、2019年から3年リースしたんですが、2020年から完全在宅勤務が始まってほとんど乗らないままマイルがモリモリ余った状態。車って無いと不便だけれども、ほぼ乗らないのにキープしておくには保険代も入れて高すぎるんですよね・・・
ましてや食料品含めほとんどのものが配達可の時代。コロナ次第でいつ日本に帰国になるかも分からないし、車を手放すことにしたんです。
この投稿ではアメリカでの車のリース譲渡について流れや費用、新しいリース主が見つかるまでにかかった時間などミーの直近の経験を交えて解説しますね。
アメリカで車のリースを譲渡する5ステップ

車のリース契約を新しいリース主に譲渡(名義変更)することをリース・トランスファーといいます。
車のリースは基本的に中途解約はできないので、それでもやむをえず解約する場合は残りのリース期間の未払い分を清算しなければなりません。
でもリース・トランスファーをすれば、新しいリース主が契約を引き継いで月々の支払いを行うことになります。
注意したいのは、リース契約によっては譲渡不可の場合もあるということ。また残りのリース期間が規定を超えると(6か月など)譲渡できなくなる場合もあります。
注意ポイント
リース譲渡の可否はオリジナルのリース契約内容によって決まる。
リースの譲渡(名義変更)ができないタイプの契約の場合はこちらの記事を参考にしてください。
リース譲渡の手順はコチラ;
リース譲渡の5ステップ
- 【手順1】リース譲渡の斡旋会社に車を登録
- 【手順2】リース譲渡斡旋サイトに車を掲載
- 【手順3】リースを引き継ぎたい人と連絡をとる
- 【手順4】リース譲渡同意書に署名・提出
- 【手順5】譲渡完了後に車を新リース主へ届ける
これから一つ一つ手順を解説していきますね。
最後にリース譲渡にかかった費用の内訳も載せていますので是非参考にしてください。
【手順1】リース譲渡の斡旋会社に車を登録

アメリカの主なリース譲渡斡旋会社
アメリカではLease Transfer(リース譲渡)の斡旋サービスを提供している会社(リースを手放したい人と新しいリース主のマッチングを行う)に車を登録するのが一般的のようです。
アメリカの車リース譲渡斡旋サイトの主なところですと;
LeaseTraderとSwapleaseが二大勢力のようですが、それぞれ良いレビュー・悪いレビューありますので事前にリサーチして会社を決めましょう。
私はLeaseTraderを利用しましたので登録の流れを紹介します。
【手順2】リース譲渡斡旋サイトに車を掲載
記載する主な内容は;
- 車体番号
- 現在のマイルとマイル残高
- 月々の支払額
- リース終了年月日
- 事故歴などその他詳細
などです。写真は車体外装と内装、細かいところまで撮って載せましょう。
事故歴などあればすべて概要欄に記載しましょう。かなりの数の問い合わせがあるので一回一回説明するのは大変です。
もし自分が契約時に払った前金を新しいリース主から貰いたい場合はそのように設定できますし、逆にインセンティブといってリースを引き継いでくれる人を募る目的でまとまったお金をオファーすることもできます。
参考までにLeaseTraderのウェブサイトの広告を管理するページのスクリーンショットを載せます。

【手順3】リースを引き継ぎたい人と連絡をとる

登録したウェブサイト上からメッセージが来るので対応します。携帯にもテキストや電話がほぼ毎日ありました。
他州からもかなりの問い合わせがありましたが、私の場合車が一度大きな事故にあっているので実際に車を見て試運転もしてもらいたかったので概要欄にローカルの人に限ると載せておきました。
結果、新しいリース主が決まるまで約1か月半かかり、問い合わせ総人数は50人ほどでした。
参考までにLeaseTraderのアナリティクスのページのスクショを載せます。

【手順4】リース譲渡同意書類に署名・提出

リースを引き継ぐ人が決まったらリース契約元であるリース会社に連絡し、Credit Application(融資限度の申請)をリースを引き継ぐ人に送ってもらいます。
引き継ぐ側に支払いを遂行する力があるか判断するためですね。
この過程が済むと譲渡する側、引き継ぐ側にそれぞれに書類が送られ、署名してリース会社に送り返します。
私(譲渡する側)の提出書類はとてもシンプルで、譲渡に同意する署名(Lease Transfer Agreement)と今現在の車のマイル数を記入する(Odometer Disclosure)2種類の書類のみでした。
LeaseTraderにはリース譲渡を始めるよ、という書類(Transfer Initiation Confirmation: Form 1770-S)をサインして提出します。
車体のWarranty(保証)を新しいリース主に移行する場合は、リースを契約したディーラーから書類をもらってその保証を受け持っている会社に保証譲渡の書類を提出しなければなりません。
以下に提出書類と提出先をまとめます。
- リース会社へ譲渡に同意する書類とマイル数確認の書類に署名・提出
- リース譲渡斡旋会社へForm 1770-Sに署名・提出
- 車体保証なども譲渡する場合はその書類も署名・提出
書類の提出が終わったらリース譲渡プロセスの完了を待ちます。
この間はまだ譲渡する側が権利を持っているので、マイルが加算される分には問題ありません。
【手順5】譲渡完了後に車を新リース主へ届ける

譲渡のプロセスが完了するまでの時間はリース会社によって違うようですが、私の場合は3週間から4週間かかるとのことです。
その間の月々の支払いは私(譲渡する側)が行う必要があります。
リースの支払い、保険料、車両登録すべてこの期間中にキープしなければなりません。
譲渡完了の通知が来たら自分で運転して新しいリース主に車を引き渡しに行きます。
【いくらかかった?】リース譲渡にかかった費用の内訳

LeaseTraderで最初車の登録時に$149、その後一か月更新ごとに$19.95かかりました。
実際に新しいリース主が見つかって譲渡のプロセスが始まるときに再度$149の支払いがあります。
これはLeaseTraderへの掲載料・紹介料のようなもので、実際のリース譲渡費はリースの契約元(リース会社)に別に払う必要があります。
リース譲渡費はリース会社によって異なり、大体$600前後のようです。
リース譲渡費やその他インスペクション等の費用はリースを譲渡する側と引き継ぐ側との間で交渉して負担額を決めるのが一般的のようです。
かかった費用を下にまとめます。
金額 | 払ったタイミング | 誰に支払ったか | 誰が支払ったか |
$149 | 最初に車を登録・掲載するとき | LeaseTrader.com | 私(譲渡する側) |
$149 | 引き継ぐ人が決まって譲渡のプロセス開始時 | LeaseTrader.com | 私(譲渡する側) |
$500 | リース会社でリース譲渡プロセス開始時 | リース会社 | 相手(引き継ぐ側) |
$300 | 車のインスペクション時 | 第三者(査定会社) | 相手(引き継ぐ側) |
$100 | 車体保証の譲渡プロセス開始時 | 第三者(保証会社) | 私(譲渡する側) |
まとめ
書いていてウヘェ~となるくらいに色々やることがありました。ww
こんなに面倒くさいなら違約金払ってそのまま返したほうがましだ...と途中で何度思ったことか。。
この記事が同じような状況に悩んでいる方の助けになれれば幸いです。
ではまた明日!リトル・ミーでした。